自己破産する人々

      2017/10/22





ローズマリーです。
私がお金を貸したBさんは自己破産しましたが私の身近にもう一人自己破産した人がいます。自己破産後の生活はどうなるのか、そしてこの二人の共通点から私の感じたことを書きます。

自己破産したら生活はどうなる?(自己破産のデメリット)

自己破産によるデメリットは多数ありますが、その一つは一定の財産を失ってしまうという点です。借金を清算するにあたり、現在所持している財産の大半は差し押さえとなります。まず、土地やマイホーム、あるいは別荘などといった不動産は全て失います。住宅ローンがまだ残っている場合は、その時点で住宅を放棄する事になるのでそれ以上の支払いは必要なくなりますが、当然住宅自体も手放すことになるので、ローンの支払い損となります。

この他にも99万円を超える現金、20万円を超える預貯金や株券、有価証券、生命保険の解約返戻金、20万円を上回る資産価値のあるマイカーなども差し押さえの対象となります。よって、多くの場合においては、家と土地と車を失い、現金も手元にはほとんど残りません。資産価値の極めて低い物が残る程度です。そもそも、家を失うわけですから、大半の家具も行き場を失います。

また、当分の間はクレジットカードの作成やローンの申込みが難しくなります。自己破産者はブラックリストに名前が載るので、それが消えない間は新たな借金はもちろんの事、カードでの支払いや分割払いができなくなってしまうのです。買い物をする上では、かなり苦労することになるでしょう。

5分でズバリ!自己破産のデメリットより引用

私の身近で自己破産した人

元夫の父(義父)が自己破産しています。元夫と結婚する少し前でした。自営業がうまくいかず親戚中にお金を借りた挙句のことだったそうです。元夫が大学に入るまではうまくいっていたようなのですが。

そのため親戚とは疎遠になり私達の結婚式に来たのは義父母と弟さんだけでした。

上に書いたように自己破産すると家や車は差し押さえられます。当時、元夫は義父名義の車に乗ってました。自己破産すると車は手放さないといけません。元夫の名義に変えても家族だからNG。車を手放したくなかった義父は私の名義にして欲しいと言ってきました。

当時はまだ世間知らずでしたが、なんとなく怖い気がして断りました。

結婚前に一度伺った義両親の家は大きな一戸建てでした。自己破産後は狭い賃貸のアパートへ引っ越しました。義父は自営業をたたみ、つてを頼って会社勤めを始めました。

自己破産の後の生活

ずっと広い家で過ごしていた義父母は狭いアパート暮らしが嫌だったのでしょう。以前の家よりは狭いけど手頃な一戸建てを見つけました。

頭金は私達夫婦が貸しました(このお金は返してもらえました)。頭金を貯めてから買うという発想はなかったんですね。

自己破産するとローンが組めないので弟さんの名義を借りて一戸建て物件を買いました。

自己破産後の生活は法的には結構デメリットがありそうですが、こんなふうにいろんな抜け道があり、実際には自己破産前とあまり変わらず生活できます。

会社勤めとなった義父の収入がいくらだったかは知りませんが、私の目から見ると自己破産したとは思えないような派手な暮らしをしてました。私たちが帰省すると旅行や高級なお店に連れて行ってくれたり、いろんな国へしょっちゅう旅行してたり。そのお金の一部でもお金を借りた親戚に返して・・・はないでしょうね。

義父は70歳を過ぎても働いていて国民年金と給料でなんとかやっているようでしたが会うと毎回元夫に「働けなくなったら援助頼む」と言ってました。

義母はその横で「子供たちの世話にはならない」と言ってましたが仕送りするイコール世話すること。私たちは共働きで子供もいないので援助する覚悟はできてたけど、海外旅行へ行くお金があったら将来に向けて少しでも貯金して欲しいと心の中で思ってました。

だから元夫が突然亡くなった時は子供を失ったさみしさと同時に将来の不安が出てきたのでしょう。遺産相続でかなり揉めました。

私と元夫とは別会計だったけど気持ちとしては夫婦のお金。法定相続分のことは知っていたのできちんと夫の遺産額の計算書を作り、1/3の額はこのくらいになるのでお渡しします、と伝えました。

そしたら義母から出てきた言葉は「これでは足りない。マンションの分が入ってない!」

マンションも財産だけどそこまで言う??と悲しくなりました。今現在私が住んでいるマンションを売ってお金にしろと言うのでしょうか。

それに名義は半分ずつだけど実際には頭金もローンも私の方が多く払ってます。夫婦だからどっちが多めに払っても良いと思ってたのですが相続になったらそんなの関係ない。

結局、葬儀代とマンションの値段を相殺するということで話がつきました。

義両親は葬儀や四十九日などの行事にかかったお金は一円も出してません。葬儀パックに入ってなかった義母の着物レンタル・着付け代、髪のセット代などの費用も私が払いました。

相続関係の書類を揃えた私に対してねぎらいの言葉もなく、交渉の後は悔しくて涙が出ました。元夫が大事に貯めたお金です。義父母に渡したらあっというまに遊びに使ってしまうでしょう。

独断と偏見が入ってますが義両親とBさんとを見て感じた自己破産する人の共通点です。

自己破産した二人の共通点

・目の前にお金があれば使ってしまう。(いつか返さないといけないお金だという認識がない)

・計画的にお金を使えない。将来のためにお金を貯めるという考えがない。

・収入が多い時の生活レベルを落とせず収入が少なくなっても派手な生活をしてしまう。

・借りたお金は返さなくても良いと思っている。

・お金を持っている人はお金のない自分にお金を貸して(=あげて)当然だと思っている。

・周りに見栄を張るために高級車に乗ったり大きな家に住んだりする。

・言うことだけは大きい。義父は遺産相続の話が済んだあと49日の法要後の食事会で「俺はローズマリーさんの気持ちだけで十分なんだ」と言いました。相続財産の話をした時はなんにも言わないで義母が言うことにうなづいてたのに。

Bさんは「大阪中の人々を幸せにしたい」と言ってましたが、目の前にいた私一人を幸せにできなくてなにが大阪中の人々だ~と小一時間問い詰めたい。(今のローズマリーは幸せですが)

最後に。祖母からのメッセージ

母方の祖母はずっと仕事をしていました。セールスレディから店長になり80歳頃まで現役でバリバリ働いてました。

田舎出身の祖母は面倒見も良く、自分の兄弟や祖父の子供(母から見ると「いとこ」)が進学のために大阪へ出てくると家に住ませて面倒を見てました。母は一人っ子ですが一緒に育ったいとこの数は多く、今でもこまめに連絡を取って親戚づきあいをしています。

88歳の誕生日祝いにはたくさんの人がかけつけてくれました。祖母の人徳です。

90歳を過ぎても若々しく元気で自慢の祖母でしたが2年前に意識を失いました。もう回復することはないでしょう。

祖母の家を片付けていると祖母が書いたメモが出てきました。

お金は人に貸さないこと。借りる人は返すことを考えていない。

お金を貸してほしいと言われたらこの紙を見て心得ること。

親戚の中には自己破産はしていないけどお金にルーズな人もいました。祖母はそういう人にお金を貸していたのでしょう。返ってくることが無いとわかっていても。

このメモは祖母からの遺言だと受け止め、二度と他人にお金は貸さないと誓います。

(2016.6.15追記)
祖母は意識を取り戻すことなくあの世へ行ってしまいました。享年95歳。大往生と言っても良い歳ですが倒れるまではほんとに元気でしっかりしてたので残念です。上に書いたメモはまだ祖母の家の中にありました。祖母の書いた文字を見て、改めてお金は他人に貸さない、と強く思いました。


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