銀行で投資信託を買ってはいけない理由と親が銀行の投資信託を持ってるときの対処方法

銀行窓口で投資信託を買ってはいけない理由

こんにちは、ローズマリ-です。

大阪信用金庫に預けていた定期預金(ネットDE定期)が満期になり、解約手続きのため店舗へ行ってきました。

ネットDE定期はインターネットで申し込めるのですが、解約時は窓口へ行かないといけないのです。

shinyoukinko高金利の定期預金!大阪信用金庫と大阪シティ信用金庫の使い勝手を比較。

手続きが終わり、なにか良い定期預金はないかな?とパンフレットを見ていたら見つけました。

ぼったくり投資商品!

投資信託と定期預金をセットで購入すると、定期預金の金利を優遇するという抱き合わせ商品です。


  1. ニューダブルパック…投資信託50%以上の場合、定期預金の優遇金利3.5%/年(税引後2.7889%)(預入期間3ヶ月)
  2. ニューダブルパックワイド…投資信託30%以上の場合、定期預金の優遇金利1.5%/年(税引後1.1952%)(預入期間6ヶ月)

ネット証券でインデックス投資信託を買っているようなマネーリテラシーが高い人は、この商品がダメなぼったくり商品だということがすぐわかるでしょう。

でもネット証券に縁がなく銀行としかお付き合いのない人、特に高齢者はよく考えないでこういう商品がお得だと思ってしまうんですよね。

高齢者に限らず、私と同年代の友達でも「ネット証券は怖い」「銀行、郵便局は信頼できる」と考える人が多いです。

「ネット証券ならもっとコストの低い投資信託が買えるのに」という正論は通じません。正論より感情が勝ちます。

友達なら自己責任でほったらかしてても良いのだけど、これが自分の親ならほっておけません。

私の両親もネット証券なんて使えないのでずっと銀行でコストの高い投資信託を買ってました。

「そんなの解約したらどう?」「もっと有利な投資信託もあるよ」なんて言っても怒られるだけです。

でも、長年ちょっとずつ洗脳(?)したおかげで、先日ようやく父から

投資信託を解約して個人向け国債を買いました

というメールが届きました!!

「ローズマリーが言っていたとおりです」という言葉も添えられてました。

そこで今回は、銀行で投資信託を買ってはいけない理由と親が投資信託を持っているときの対処方法を紹介します。

銀行で投資信託を買ってはいけない理由

銀行窓口で扱っている投資信託は購入手数料が高い

上のパンフレットには注意書きが書いてます(黄色のマーカーは筆者)。

ニューダブルパック

ご利用金額(100万円以上)のうち、投資信託に50%以上、残りを定期預金にお預入いただけます。
*投資信託は、ご購入時に各種手数料がかかります(例:購入手数料(申込代金の最大3.24%(消費税込み))+運用管理費用(純資産総額に対して最大年率2.376%
+信託財産保留(換金時の基準価額の最大0.5%))

ニューダブルパックワイド

ご利用金額(100万円以上)のうち、投資信託に30%以上、残りを定期預金にお預入いただけます。
*投資信託は、ご購入時に各種手数料がかかります(例:購入手数料(申込代金の最大3.24%(消費税込み))+運用管理費用(純資産総額に対して最大年率2.376%
+信託財産保留(換金時の基準価額の最大0.5%))

ネット証券で購入できる投資信託のほとんどはノーロードといって購入手数料ゼロ円です。

こちらのプランで投資信託を買うと購入手数料は最大3.24%(消費税込み))!

投資信託を100万円買ったら手数料は32,400円。これが銀行の儲けです。

仮に投資信託の利益が5%だったとしても、手数料を引くと50,000円-32,400円=17,600円。実質的な利益はかなり減ります(実際はさらに税金が引かれます)。

銀行窓口で扱っている投資信託はコスト(信託報酬)が高い

ニューダブルパックニューダブルパックワイドともに、選べる投資信託は40種類です。

比較的低コストだと思われる「日経225リスクコントロールオープン」でも信託報酬は1.08%/年。でした。

日経平均に連動するインデックスファンドである「ニッセイ日経225インデックスファンド」なら信託報酬は0.27%/年。ベンチマークは違いますが国内のTOPIXに連動する「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 」なら信託報酬は0.1512%です。

信託報酬の単位は%/年です。保有している間ずっとかかります。

信託報酬が1.08%ということは、100万円の投資信託を持っていれば毎年10,800円のコストを払い続けることになります。確実に利益が減りますね。

高金利に騙されないで!投資信託の購入手数料は定期預金の利息より高い。

もういちど、さきほどの2つの商品の条件を確認しましょう。

  1. ニューダブルパック…投資信託50%以上の場合、定期預金の優遇金利3.5%/年(税引後2.7889%)(預入期間3ヶ月)
  2. ニューダブルパックワイド…投資信託30%以上の場合、定期預金の優遇金利1.5%/年(税引後1.1952%)(預入期間6ヶ月)

どちらも100万円購入するとします。

ニューダブルパック

  • 50万円の定期預金でもらえる利息…50万円×2.7889%×3/12ヶ月=3,486円
  • 50万円の投資信託の購入手数料…50万円×3.24%=16,200円
  • 差額…-12,714円

ニューダブルパックワイド

  • 70万円の定期預金でもらえる利息…70万円×1.1952%×6/12ヶ月=4,183円
  • 30万円の投資信託の購入手数料…30万円×3.24%=9,720円
  • 差額…-5,537円

ニューダブルパックワイドのほうがマイナス額は少ないですが、投資を始めるだけでマイナスになるなんておかしな商品です。

目先の定期預金金利にごまかされないよう注意しましょう。



親が銀行で買った投資信託を持っている場合の対処法

親世代はなぜ銀行で投資信託を買うのか

ここからが本題です。親世代はどうしてちょっと計算すればソンだとわかるような商品に手を出してしまうのでしょう?

理由はいろいろあると思いますが、考えられるのはこんなところです。

  1. 銀行員さんがすすめる商品に悪いものはないと信じてる
  2. 銀行員さんにすすめられると断れない
  3. 購入手数料無料(ノーロード)、低コストの投資信託があることを知らない
  4. 低コスト投資信託があったとしてもネット証券を使いたくない(使えない)
  5. 信託報酬が高いとしても、もう手数料を払って買ってしまったのだから解約するのが面倒
  6. 少々コスト(購入手数料など)が高くても、利子の低い定期預金にするよりマシ

根深いのは5番と6番です。

5番目の理由。銀行員さんに強引にすすめられたとしても、買うと判断したのは自分なのだからその商品のワルクチを言われるのはつらい。愛用の品をけなされるようなものですから頭ごなしに否定するのはやめましょう。

そして6番目の理由。金利が高かったバブル時代を知っているアラフィフ世代(バブル時代私は大学生~社会人数年目、親はバリバリの働きざかり)の私としてはこれが一番大きいと思います。

バブルの頃は金利5.0%なんて当たり前。郵便局の定額貯金の金利は最高8.0%。しかも複利で増えたので預けっぱなしにしておけば10年で2倍になりました。

そんな金利を知っている親世代ですから、銀行に預けておくよりは少しでも増える可能性のある投資信託に!という気持ちがあるのはしかたないです。

親を説得するのは難しい。銀行とのお付き合い費として割り切ってもいい。

そんな親を説得するのは難しいです。

上に書いたような数字、特に手数料をていねいに説明して納得してもらえれば良いのですが、子供が親に意見するなんて!!と反発される可能性は高いでしょう。

そして銀行員さんはマメです。老夫婦の2人暮らしだった両親のもとへは銀行員さんが足しげく通ってました。

親世代から見たら子供よりも若い銀行の方はとっても可愛く思えたのでしょう。ちょっとソンするかもしれないけどこんなにていねいに勧誘してくれるんだから、と情がうつるのもしかたないです。

昨年大きな台風のあった翌日に実家へ行ったのですが、父がお世話になっている銀行員さんはちゃんと台風見舞いに来てました。

100万円の投資信託を買ったところで手数料は32,400円。普段話相手になってくれたり様子を見てくれたりするのだから、お付き合い費だと思って諦めるのも手です。

私のお金じゃなくて父のお金ですからね。周りが何を言っても本人が自分で考えて納得するまで待ちましょう。

父が銀行の投資信託を解約した理由

そんなわけで、私は父が銀行の投資信託を買うのは仕方ないと諦めてました。

コストが高いとか正論で言っても聞かないんですよね。

が、冒頭に書いたように最近になってようやく改心してくれた父。私が父にずっと言ってたのは

  1. 銀行の投資信託は手数料が高いことをちょっとずつアピール(ちょっと嫌がられる)
  2. 私自身がネット証券を使っていることをアピール(そうなんだ。でも自分は使いたくない)
  3. ファイナンシャルプランナーの資格を取ったことで、私がお金のことに詳しいことをアピール(ちょっと言うこと聞いてもいいかな、レベル)
  4. 年金でじゅうぶん生活できてるので投資信託を買ってお金を増やす必要はないんじゃない?とアピール

1~3はほとんど効きませんでした。まさに正論より感情!

最後の「もうお金増やさなくてもいいんじゃない?」というのが父の心を動かしたのかな、と思ってます。

普通預金じゃなくて個人向け国債にしたのは、まだお金を増やしたい欲が残ってるのかもしれませんが。

そしてメールをもらったあとで電話したら、まだ別の銀行に投資信託が残っているそうです・・・

すべてを解約するのはいつになるかわかりませんが、父自身が納得するまで気長に待ちます。

まとめ

以上、銀行で投資信託を買ってはいけない理由と親が投資信託を持っているときの対処方法について書きました。

まずは自分でしっかり理解する。そのうえで親を説得するなら時間をかけてゆっくりと。

プライドを傷つけないよう、上から目線で正論を言うのでなく「私はこんなふうに考えてやってるんだけど」という感じでさらっと伝えて待ちましょう。

投資信託のほとんどはコストが高いので買ってはいけない、資産運用をしたいなら銀行には近づかないこと、と山崎元さんも著書で書いてます。

銀行信者の親や友人が周りにいたら、こちらの本を勧めてみるのも良いでしょう。

お金の素人である「ボク」と山崎元さんが会話する形式で書いてるので、短時間でさらっと読めます。

投資信託を買うのであれば、低コストのインデックスファンドを扱っているネット証券がおすすめです。

私はSBI証券 をメインに使ってます。口座開設はこちらからどうぞ。

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