友人・恋人同士のお金の貸し借りは絶対ダメ!と思っているローズマリーです。
私の経験を反面教師にしてほしい。1回目は30万円を貸した失敗談です。
目次
お金を貸してほしいといってきた彼氏はこんな人
1回めに登場していただく彼氏は同年代のサラリーマンAさん。
知り合ったときはお互い既婚者。友人として数人でたまに飲みに行ったりするくらいの関係でした。
当時は高級腕時計をしていたり高級車に乗っていて羽振りがよさそうな雰囲気でした。
元夫が亡くなる少し前に連絡があり、少し前に離婚して新しい奥様と再婚し新居を探してると言ってました。
離婚して再婚とは波乱万丈な人生だな・・・と思っていたところ私の元夫も急逝して私も波瀾万丈になりました。
少し落ち着いた頃にAさんに連絡したついでに「新婚生活はどう?」とたずねたら、うまくいってなくて離婚寸前だと。
結婚していた期間は数か月でしょうか。新居へ引っ越すことなくAさんは離婚しました。
後で知ったのですが離婚する前から新しい方とのおつきあいがあり、どんな条件でも飲むから別れて欲しいとお願いし、月10万円ずつ慰謝料を払うことで決着したそうです。
お互い独身になり、久しぶりに会って話でも…というところからなんとなく交際スタート。最初のうちは外でお酒を飲むだけのお付き合いだったのですがそのうちお互いの家を行き来するような関係になりました。外での食事はAさんが払い、私の家で過ごす時は私が食事や飲み物を準備する。お金の面ではほぼ対等でした。
恋人に30万円というお金を貸した理由
ある日、Aさんが落ち込んだ様子で「財布を失くした」と言ってきました。
お給料日直後にお金をおろした後だったので財布に入っていた金額も大きかったと。
お財布を失くすって精神的なダメージが大きいです。私も経験がありますがクレジットカードや銀行カードなどお財布には大事なものが入ってますから。
彼のショックを癒やすため、新しいお財布をプレゼントしました。
これで一件落着と思ったのですが、Aさんは毎月自転車操業のようなお金の使い方をしていたようで貯金が全くないとのこと。慰謝料も払えないし生活費もないと。「とりあえず30万円貸してほしい」と言われました。
すぐに断らなかったのが第一の間違い。
ローズマリーにしか頼めないからと言われたら断れなかったのです・・・
一か月の予算として30万円を引き出しているということは手取り収入は30万円以上。余裕はあるでしょう。そして時は6月。もうすぐボーナスの時期。ボーナスが出たら返してくれるだろうという思い込みで貸してしました。
借用書も書いてもらってません。この時はAさんのことを信頼してました。
お金を借りる側よりも貸した側の方が立場が弱くなる不思議
第二の間違いは貸す時に返済方法についてきちんと決めなかったことです。
ボーナスが出たら返してくれるだろう、というのは私の思い込みでした。ボーナス時期が過ぎ、秋になってもAさんからお金の話は一切出てきませんでした。
会うたびにいつ返してくれるの?って聞きたい気持ちはあったけどなんだか気が引けてしまってうやむやに。この時になってわかりました。
お金を貸した人はお金が返ってこないと困るけど、お金を借りた人は困らない。立場は逆転する。
この頃から彼は一切デート代を出さなくなりました。金銭的に困っていたのかもしれません。
外デートはなくなり私の家で過ごすだけ。食事も飲み物も全部私がお金を出して準備してました。
それなりに楽しかったけど私って都合のいい女になってるのでは・・・ともやもやしてました。冬のボーナスの時期も過ぎ、お金のことを言い出せないまま年が明けました。
お金を貸した相手との関係はどう変化したか
このころ私は断捨離に目覚め、家の中にある不要なものを思い切って処分していました。断捨離では
今、ここ、自分
を大事にします。
“今”の自分に必要なものを残し、過去には使っていたけど今は使ってないもの、将来使うかもしれないものを処分する。
彼との関係にもやもやしていた時、家の中にあった灰皿に目が止まりました。私はタバコを喫いません。灰皿は彼が来たときだけに使うもの。
この灰皿、私には必要ないんじゃない?と目が覚め、さらに彼も私には必要じゃない?と気づきました。
勇気を出して「当分家で会うのはやめたい」と伝えて最後に彼に会いました。そして「前に貸した30万円のことどう思ってるの?」と聞くと
「しばらく考えさせて」という答が。
貸してから半年以上も経っているのになんにも考えてなかったとは。
でも、毎月入ってきたお給料を次のお給料日までにほぼ使い果たし、貯金できない性格の人が、借りたお金を返すためにお金を貯めることなんてできないんです。そういうことを考えずに軽い気持ちで貸してしまった私の判断ミスです。
30万円を大きな額だと思う人も小さな額だと思う人もいる。人それぞれの価値観がある
私にとっての30万円。大金ですが、仮に自分が失くしたとしても生活防衛資金から穴埋めできる金額です。
でもAさんにとっての30万円というのはとっても大きな額だったのでしょう。
30万円を貸したあと、最終的にどうなったか
最後に会ってから数か月後にAさんからメールが来ました。
「月1万円ずつ返します。無い袖は振れないので」
ようやく一歩前進です。でも振り込みは2ヶ月で終了しました。その後なんの連絡もありません。連絡をして揉めるのもいやだったので勉強代だと思ってあきらめました。もう督促していないから時効です。
まとめ
- 友達や恋人にお金を貸してはいけない。助けてあげたい気持ちがあるなら貸すのではなく自分のできる範囲で(失っても良いと思える金額を)あげましょう
- あなたは銀行ではありません。お金を貸してと言われたら消費者金融などで借りることを勧めましょう。こういうところで借りると高金利ですが、痛い目に合うことで生活防衛資金を貯めておくことの重要性がわかるかもしれません。
- お金の価値は人によって違う。30万円くらい生活防衛資金として確保してるという人もいれば、毎月お給料日までカツカツでボーナスも出ず、30万円なんてどうやって貯めればよいか途方にくれる人もいる。人それぞれの価値観があることを認めましょう。
*次の記事はこちらです。
次は300万円。私は借金男を呼び寄せる体質なのか?
お金の貸し借りシリーズ全話を読みたい方はこちらからどうぞ。
恋人・友人同士でのお金の貸し借りはダメ!お金も恋人も失ったわたしの失敗体験