300万円の借金を申し込まれてYESと答えてしまったローズマリー。
その数日後、Bさんに会いました。
Bさんは約束通り借用書を用意していましたが…
*この記事は以下の記事の続きです。
次は300万円。私は借金男を呼び寄せる体質なのか?
黒歴史シリーズ全話を読みたい方はこちらからどうぞ。
お金を借りる彼氏とどう付き合うべきか。恋人に30万円貸した失敗体験。
借用書に書かれた金額にびっくり
Bさんは借用書を準備してました。実印を押して印鑑証明も持ってました。
さすが元体育会系公務員のBさん。やることがしっかりしています。でも書かれていた金額が先日聞いた額と違いました。
1000万円
えっ? っと戸惑っているとBさんは言いました。
「整理してみたら借金の額が思ったより多くてな。あと700万円追加してくれへん?」
300万円だって十分な大金なのに1000万円って大金すぎる!
でも借用書に書かれた金額は1000万円。書き直してって言える雰囲気じゃなかったのです。
「月10万円ずつ10年、合計1200万円にして返すから」
10年って返済期間は前より長くなってます。でもBさんに洗脳されていた私はバカでした。
「わかった。けどすぐにはお金を動かせないからまずは300万円振り込むね。」
と答えたのです。
なぜお金を貸してしまうのか。その理由は心の弱さ。
とりあえず約束の300万円を振り込みましたがなんだかもやもやしてました。
やっぱり1000万円は大金すぎます。サラリーマンの私がコツコツと何年もかけて貯めたお金です。
借用書があるとはいえほんとに返ってくるのかどうか・・・返済完了までに10年もかかるのです。
次に会ったら「やっぱりそんなに貸せない。借用書を書きなおして」と言おうと決意したのですが本人を目の前にするとなぜか萎縮して言い出せなかったのです。前回の反省を全くいかせてません。
彼はバイタリティがあって尊敬できる面もあったけど、一方ではコンプレックスの裏返しで攻撃的な一面もありました。言い訳になりますが、この頃の私はちょっと弱っていて心の中のポートフォリオがBさん一色でした。
香山リカさんの「ほどほどの恋」にはこんな言葉が書かれてました。
「私ってダメだな」と思っている彼女たちに目をつけるのが、ダメ男だ。
彼らは生来の嗅覚でこういうやさしい女性を見抜き、自分が支配し束縛することで(中略)女性たちに自分に尽くすことに意味や価値を見出すよう、洗脳する。
女性が気をつけないといけないのはこういうタイプの男性です。
相手よりも自分が勝っている点を強調し、お前は○○ができないからダメだと決めつける。
相手よりも自分が劣っていることは、コンプレックスの裏返しでお前は××なのにこんなことも知らないのか、と優位に立ちたがる。そして「そんなダメなお前とつきあってやれるのは俺だけなんだ」「だから俺の言うことをなんでも聞け」となります。
すっかりBさんに洗脳されていた私は借用書の書き直しを提案できず、何度かに分けて残りの700万円を振り込みました。
*次の記事に続きます。
金の切れ目が縁の切れ目?1000万円を貸した相手はこんな風に変わりました。