英語多読で楽しく英語力アップ!多読の効果と始め方、初心者におすすめの児童書を紹介

英語多読入門 初心者におすすめの児童書

こんにちは、ローズマリ-です。

英語を話せるようになりたい!

TOEICの点数を上げたい!

英語力を上げたい人に効果的なのが英語の多読です。

私もほんとに英語が苦手だったのですが多読に出会ったおかげでかんたんな洋書を読めるようになりTOEICの点数も上がりました。

多読のいいところは楽しいこと!

楽しいから続けられる。続けるから効果が出る。

子供にもおすすめですが大人になってからでもだいじょうぶです。

私が多読と出会ったのは10年前。すでにアラフォーです…

しばらく遠ざかってたのですが最近多読を再開し、改めて多読って楽しい!と感じてるので

  • 英語多読ってどんなもの?
  • 英語多読の始め方~初心者におすすめの児童書
  • 英語多読の効果

を紹介します。

英語多読とは。多読のきほん。

多読とは、たくさんの英語にふれることで英語力を身につけようというものです。

このブログを読んでいる皆さんは日本語は苦労せず身につけたでしょう。

  • 小さい頃から身近な人が話す言葉を聞いて自然な日本語を覚えた
  • 絵本からはじめていろんな本を読んだ
  • 学校で教科書を読み、趣味でマンガや小説を読んだ

と、たくさんの言葉=日本語にふれたからだと思います。

多読をすると、これと同じような過程で生きた英語を身につけられます。

ではどうやって多読を始めるか。多読三原則というのがあります。

  1. 辞書は引かない(辞書がなくてもわかる本を読む)
  2. 分からないところは飛ばす
  3. 自分に合わないと思ったら投げる(読んで楽しいと思う本だけを読む)

これだけで英語が読めるようになる?と疑うかもしれませんがほんとにだいじょうぶです。

辞書は引かない(辞書がなくてもわかる本を読む)

多読の最初には絵がついた本を読むことが推奨されてます。

いちばん最初は絵だけの本!

英語も日本語も出てきません・・・これなら誰でも読めます。

大人ならもう少しレベルの高い本(あとで紹介する読みやすさレベル3くらい)から始めてもいいでしょう。

出てくる単語の70%くらいがわかる程度の本ならなんとなく話がわかります。

わからない単語はこんな意味かな?とある程度推測できますし、何度も出会ってるうちに「あっ!そういう意味だったんだ!」とわかるようになります。

初対面の人だとどんな人なのかわからないけど、何度も出会っていれば性格や好みがわかってきますよね。そういう感じです。

どうしても気になるなら辞書を引いてもいいですが、その分読むスピードが落ちるし英語と日本語は一対一の意味ではないので絵や情景から意味を読み取るほうがいいです。

分からないところは飛ばす

日本語の文章でも、出てくる単語の意味が全部わかるわけではないです。

一つの文章の意味がわからなくても物語の雰囲気がある程度わかればいいのです。

たとえば次の文章を読んでください。

「なんばで地下鉄御堂筋線に乗ろうとしたら中津行きやったのでショックやったわー」

「それはショックやったなあ。でも次の電車待てばええやん。」

「中津」は大阪の地下鉄御堂筋線の駅です。なぜショックだったのか大阪人以外には理解できないでしょう。

御堂筋線に乗ると新大阪まで行けるのですが(新大阪から新幹線に乗れる)中津行きだと新大阪の手前で降ろされちゃうんです。新幹線に乗りたい人にはショックです。

「中津」の意味を辞書で調べてもこういうことはわかりません。

でも「中津」がわからなくても、ひとりの人がショックを受けてもうひとりがなぐさめてる雰囲気はわかるでしょう。

「わからないところは飛ばす」でだいじょうぶ。

でも大阪弁の文体は読みにくい~!こんな文章は面白くない~!

そんな本に出会ったら次の原則です。

自分に合わないと思ったら投げる(読んで楽しいと思う本だけを読む)

多読はあくまでも楽しく!がモットーです。

ほのぼのとした物語が好きな人は英語多読でもほのぼのとした物語を。

ミステリー好きなら謎解きものを

いろんなことが知りたいなら伝記などのノンフィクションを。

自分のレベルに合わせて自分の興味がある本を読みましょう。

英語多読の始め方~英語多読初心者におすすめの児童書

多読は10年以上前から提案されている方法です。多読の先輩方が読みやすさを数字にしています。

SSSで、多読クラスの生徒を観察している教師の意見、多読をしている大人の意見から、総合的に、普通の英語学習者にとっての読みやすさを0.0から9.9までの数値にしたもの。数値が小さい程読みやすい。

YL0.0-0.9 の本をレベル0の本、YL1.0-1.9の本をレベル1の本などという。

人によって、読みやすさ感は違うので、YLが高くても読める本もあるし、YLが低くても読めない本もある。 数値にこだわることはないが、それでも、目安としては非常に役に立つ。

SSS基本用語集から引用

多読の教科書に従えば最初はレベル0の文字なし絵本、つぎに絵がついたレベル1、レベル2・・・と進むのが理想ですが、ある程度の英語力があるならレベル3からでも良いでしょう。

レベル1、レベル2の本をたくさん集めてると多読貧乏になっちゃいますし、このレベルの本はあとで紹介する無料サイトである程度読めます。

また幼児向けの絵本に出てくる単語は習ったことがないものが意外と多く、かえって読みにくいという問題もあります。

「おしっこ」「うんち」なんていう単語は学校では習わないですよね・・・

レベル3がある程度スラスラ読めるようになってからレベル1,2を読むのもありです。

ちなみに私が多読という言葉を知るきっかけになった「英語耳」で紹介されている初心者向けの洋書Holesはレベル6です。

とっても面白い本ですが、初心者がいきなり読むにはハードル高すぎ!

英語多読初心者向けの児童書からおすすめの3シリーズを紹介します。

多読初心者におすすめ!Frog and Toadシリーズ(読みやすさレベル1.5)

1冊目におすすめなのがFrog and Toad シリーズです。

1冊の本に4つ~5つのお話が入ってます。

さきほど読みやすさレベル3から始めていいと書きましたがFrog and Toadシリーズは読みやすさレベル1.5でもおもしろいのでぜひ手にとっていただきたいです。

こんな子供向けの本!?と戸惑うかもしれませんが最初はひとつのお話を読むのにも四苦八苦するかも。

逆にこれがスラスラ読めるようであれば、もう少しレベルが上の本に挑戦しても良いかもしれません。

Kindle版もあります。

Frog and Toadのおすすめは「多聴」で音声を聞くこと。何度も繰り返して聴いてるうちに聴き取れるようになります。

作詞者のアーノルド・ロベールさんが読んでます。バックミュージックつきなので楽しい。

AudibleのサンプルにはFrog and Toad are Friendsに収録されている「The Story」が一話全部聴けるのでサンプル音声だけでも聴いてみてください。

Frog and Toadシリーズは全部で4冊あります。

一話完結なのでどの本から読んでもいいです。私のおすすめはThe Storyが入っているFrog and Toad are Friendsです。

多読初心者におすすめ!Buddy Filesシリーズ(読みやすさレベル3)

Frog and Toadがスラスラ読めるようになったら。レベル3で超絶おすすめなのがBuddy Filesシリーズです。

犬のBuddyくんがシャーロックホームズのように謎をとくミステリー仕立てなので、謎が知りたくてページが進みます。

Buddyくんがしゃべってるという設定なので犬目線なのもおもしろい。

1話から順番に読むのがおすすめです。シリーズものだと同じような言い回しが何度も出てくるので最初はわからなかった単語も自然とわかるようになります。

1冊1万語くらいあるので読み応えもありますよ。

1.The Case of the LOST BOY …語数10,705

“My name is King. I am a dog. I am also a detective.”

Buddyくんの元の名前はKing。いろいろあって元の飼い主さんとはぐれ、新しい飼い主さんからつけてもらったのがBuddyという名前です。

この本では元の飼い主にも新しい飼い主にも男の子がいます。どちらとも大の仲良し!

元の飼い主の男の子の行方を探してるうちに新しい飼い主の男の子もいなくなって・・・大活躍のKing改めBuddyくんです。

2.The Case of the Mixed-up Mutts…語数11,515

表紙にいる2匹のパグ犬。そっくりだけど兄弟ではありません。

散歩の途中ですり替えられてしまった2匹の犬を元通りにするために奮闘するBuddyくん。だんだん新しい飼い主さんにも慣れ、Buddyという名前も受け入れはじめました。

パグ犬とは犬のしつけ教室で出会ったのですが、ここの描写も楽しいです。

Buddyくんはここは人間のためのしつけ教室だと思ってます。人間は犬に対してどう振る舞うべきなのか?犬を飼ってなくてもうんうんとうなずきながら読めます。

3.The Case of the Missing Family…語数11,782

シリーズ3作目でようやく元の飼い主さんの行方を探しに行くことができました。

ちゃんと会えたかは読んでみてのお楽しみ。

犬たちのネットワークに驚き!犬の嗅覚にも驚きです。

4.The Case of the Fire Alarm…語数13,255

元の飼い主さんの謎はすっかり解けて新しい家族になじんだBuddyくん。

小学校のTherapy dogとして毎日出勤します。

もう探偵は卒業するはずだったのに学校で新しい事件が起こり犯人を探すことに。

シリーズの中でいちばん謎解き要素が高かったです。

5.The Case of the Library Monster …語数11,456

前作に続き舞台は学校。図書館でBuddyくんが見つけた謎の生き物の正体は?そして学校にGhostが出るってホント?

ハラハラドキドキ。シリーズを通して読んでいると読むスピードが上がっていくことに気づきます。

6.The Case of the School Gohst …語数11,494

シリーズ最終作。学校に出るという噂のGhostの正体は?

トイレの花子さんのように、Buddyくんと飼い主さんが通う学校にはAgathaという幽霊が出るという噂があります。

Sleep over (学校での泊まり込み合宿)に参加した飼い主の男の子は謎の人物からのメッセージを受け取りその正体を暴こうとするのですが・・・

日本でのコックリさんに似たような儀式で幽霊と会話するシーンがあり、子供ってどこでも似たようなことをするのだなと思いました。

コックリさんとキューピットさん。今でもやってるのでしょうか?

おすすめの児童書 The Cat Who wanted Go Home シリーズ(読みやすさレベル3)

これはシリーズものといってもそれぞれ別のおはなしなのでお好きな動物をどうぞ。

読みやすさレベル3ですが、イギリス英語特有の言い回しがあるので私の体感ではBuddy Fileシリーズよりやや読みにくいです。

イラストがたっぷりあるので雰囲気はわかりますが。

The Cat Who wanted Go Home …語数8,000

タイトルの通り、おうちに帰りたいネコちゃんの話です。

フランスに住んでるネコのSuzy。ある日気球のバスケットでお昼寝してたら海を越えてイギリスに来てしまいました。

優しいおばあさんに引き取られるけどフランスへ帰りたい一心で毎日海へ通うSuzy。

フランス語風の鳴き声が可愛いので読むだけでなく聴いてほしい作品です。

今は日本のAmazonのAudibleでも聴けますね。

実はわたし、この作品は音声を先に聴いてました。Suzyのイラストが見たくてあとから本も買いましたが。

イギリスのおばあさんの家にはBiffという子がいていつもSuzyの鳴き真似をします。

この子のこと、ずっと男の子だと思ってたのですが最近再読したらイラストには小鳥さんが・・・

まあ、そのくらいの読解力でも雰囲気はわかるのです。

このシリーズは他にもペンギンの子供が主役の本や

くらやみを怖がるフクロウの子供が主役の本があります。

無料で読めるやさしい絵本 Oxford Owl サイト

最後に、無料で読める本のサイトを紹介します。

ORT (Oxford Reading Tree) はイギリスの小学校教科書にも使われている絵本です。

Oxford OwlサイトではこのORTをはじめ、いろんな絵本を無料で読むことができます。

最初に「Join us」をクリックしてアカウントを登録する必要がありますが、登録すればloginしてやさしい絵本が読み放題!

音声読み上げ機能もあるのでお子さんへの読み聞かせにも良さそうです。

アカウント登録方法はこちらのサイトが詳しいです。

Oxford Owl:多読の定番「ORT」が無料で読める! 登録の手順と使い方

英語多読の効果

多読の始め方と初心者向けの紹介をしましたが、一番気になるのは多読の効果でしょう。

人それぞれです、と言ってしまうと身もフタもないので私が読んだ本の量(語数)とTOEICの点数を紹介します。

MEMO
TOEICを受けたのは10年ほど前なので今より難易度が低いかもしれません。また受けたのは正式なTOEICではなく社内で行われたTOEIC IPテストです。

多読を始める前の英語力

受験英語はまあまあできましたが発音やリスニングは全くダメでした。

穴埋めの共通一次(歳がバレる)は得意だけど長文は読めない。

はじめて受けたTOEICは大学卒業直後、入社式の数日後の研修時でした。受験英語の記憶によりリーディングで主に点数を稼ぎましたがリスニングは苦痛の時間でしかなく合計得点は500点くらいでした。

会社でTOEICの点数を上げるよう言われて対策本をやりましたが最高600点くらい。

リスニングは相変わらず苦痛の時間でしたしリーディングは時間が足りず最後までたどりつけない状態でした。

多読2ヶ月で30万語突破。レベル5の本も読めるように。

多読をはじめたきっかけである英語耳で発音の練習もしつつ、レベル1~3の児童書やGraded Readerという語数が制限された読みやすい本を中心に読んでました。

最初は熱しやすい私。住んでる市の図書館だけでなく大阪市立図書館、大阪府大図書館も利用してました。

大阪市立図書館は絵本多め、大阪府大図書館はGraded Readerが豊富です。

少し背伸びをしてレベル4や5の本も読めるようになりました。わからない単語は飛ばす、なので雰囲気読みでしたが物語のあらすじはなんとなくわかりましたよ。

発音の練習はなかなか続かなかったけど通勤途中に良く聴いてたのがFrog and Toadです。同じものを繰り返し聴くことで少しずつ聴けるようになりこれがリスニングの基礎となったと感じてます。

多読7ヶ月で100万語突破!憧れのHolesを読了。

多読を始めたときの最初の目標は100万語でした。100万語読んだところでくっきりとなにかが変わるわけではありませんが、きりのいい数字なので突破したときはうれしかったです。

手元の記録によると一番多く読んだのはレベル3の本。

レベル3だとわからない単語が少なくすんなり読めるんですよね。

ちょっと背伸びしてレベル5の本を読んだりもしましたが、こちらは雰囲気読み。でも日本の本にはない世界観があったりして楽しく読めました。

100万語通過本はHoles。ベストセラーなだけあって話がおもしろく「飛ばして読む」感覚が身につきました。

Holesはこの後も何度か読み返してます。

このくらい読むと英語に対するアレルギーは少なくなるのでTOEIC対策本も読みやすくなりましたが、得意だったはずの細かい文法はすっかり忘れていてがっかりでした。

多読10ヶ月でTOEICの点数が100点アップ!

多読を始めて約10ヶ月、150万語くらい読んだ頃にTOEICを受けた結果、

  • リスニング345点
  • リーディング365点
  • 合計710点

英語上級者からすれば「そんな低い点?」と思われるかもしれませんが、私にとっては高得点!

多読だけでなくTOEIC対策本もやりましたが多読の効果を実感しました。

このころから子供向けの本だけでなく大人向けの洋書にも手が出るようになりました。

買っただけで読んでない本も多いですが。

多読を始めて約3年でTOEIC 800点越え

約3年間で合計300万語ほど読みました。

一番背伸びして読んだのはAngels and Demons。ダン・ブラウンのベストセラー天使と悪魔の原作本です。

翻訳本を読んでたとはいえ読みやすさレベル8、1冊15万語の大作!Audibleの音声を聴きならが無理やり読み切ったというのが正しいです。

熱しやすく冷めやすい私。この頃で多読の記録は途絶えております・・・

最後に受けたTOEICの点数は

  • リスニング420点
  • リーディング410点
  • 合計830点

合計得点が上がったことより、苦手だったリスニングの点数がリーディングを上回ったのが嬉しかったです。

でもこのときは直前にゴリゴリにTOEIC対策本をやってたので、多読だけの効果ではありません。

しいて言えばTOEIC対策本も楽しく読めるようになったのが多読の効果でしょう。

多読で英会話も上達する?

多読の本には多読によって英会話の力も上がると書いてますが、私にはまだその効果はあらわれてません。

たくさん読んで英語が身体の中にたまっていけば自然と言葉があふれ出るそうなのですが私の身体には穴があいてるのでしょうか?

おそらく英会話の上達のためには読むだけでなく話す訓練が必要なのだと思います。

また、レベルの高い本を読むよりもレベル低めの本をたくさん読むほうが日常使う言葉を多く吸収できそうです。

私の場合、どうしても会話よりもレベルを追い求めたりTOEIC対策に走ったりしがちなので、今後の課題とします。

多読の効果について詳しく知りたいなら

最近出た英語多読に関する本です。

正直、ちょっと多読至上主義というか多読のことをほめ過ぎにも思えますが、多読に適した本の紹介や無料で読める洋書サイトや子供向きのアニメYou Tubeの紹介は役にたちます。

Amazonプライム会員ならプライム会員特典で無料で読めますよ。

多読の効果や学校英語の弊害について詳しく知りたいなら酒井先生のこちらの本を。

酒井先生には多読のオフ会で昔お会いしたことがありますが、気さくな楽しい先生です。

まとめ

以上、英語多読の楽しさと多読の始め方、初心者向けの本と私自身が感じた多読の効果を紹介しました。

すぐに英語がペラペラに!というような即効性はないですが

  • 本を読むのが好きな人
  • 英会話学校へ行くのはハードルが高いと感じてる人
  • 英語を楽しく身につけたい人

にはおすすめです。

Happy Reading!