富士山に登りました!2泊3日富士山登頂の記録

富士山

こんにちは、ローズマリーです。
ずっと登りたいと思っていた憧れの富士山にようやく登ってきました。

普段の山歩きはほぼひとり行動ですが今回は旅行会社のツアーを利用。ガイドさんにしっかりアシストしていただいたおかげで高山病になることもなく自分の足で頂上まで行くことができました。

標高2300mの五合目から3720mの山頂まで標高差1420mを自分の足で歩かないといけないのでかなりハードでしたが頂上へ着いたときの達成感は半端なく、ほんとにうれしかったです。

自分の記録として、また富士山に登ってみたいけどどんな感じかな?というのを知りたい方のために登頂記録を書いておきます。

1日目:吉田口五合目から七合目山小屋まで

私が参加したのは「往復新幹線利用、ゆとりの富士登山3日間<富士吉田ルート>」というツアー。

新幹線で三島まで出たらバスに乗り換え、約1時間半で富士山五合目に到着します。
ここが憧れの富士山五合目。ここに来るのも初めてでした。

五合目のレストハウスでお昼ご飯をいただき

高度に慣れるためにしばらく休憩。その後ガイドさんから山歩きの注意事項などを聞いてから出発です。
登山に不要な荷物は五合目に預けておけます。3日間歩ける体力を温存するためには荷物は軽い方が良い、着替えも身の回りのものも最小限にと言われます。

この日はあいにくの雨。上下しっかりレインウェアを着て歩き始めたのは14時半頃。

雨だと気持ちは盛り下がるけど、歩く条件としては晴れよりも良いと。晴れていると暑くて体力を消耗するし足元の砂ぼこりもすごくて歩きにくいのだそうです。

ゆっくり歩いて約1時間で六合目に到着。ここでヘルメットを借ります。2000円払うけど下山後にヘルメットを返すとお金は戻ってきます。写真を撮ったけど曇っていてなんだかよくわからない風景ですね…

六合目からは本格的に上り坂になります。砂の道をひたすら登っていきます。
雨と霧で景色はほとんど見えないけど、たまに霧が晴れて遠くの山が見えると気分が上がります。

七合目最初の山小屋、花小屋からは岩場の道になります。富士山の岩は溶岩なのでしっかり固定していて滑りにくいのですが傾斜はかなり急です。


七合目には7件、八合目には8件の山小屋があり、私たちが泊るのは七合目最後の山小屋、東洋館です。

だんだんあたりが暗くなってきてヘッドライトを装着します。これは18時半頃の様子です。

ひたすら歩いて19時過ぎに本日のお宿、標高2920mの東洋館に着きました。
とりあえずここまで無事に歩いて来れて良かった!荷物を部屋に置いたらすぐ夕食です。

山小屋の部屋は2段ベッドの一区画ですが隣との仕切りが板なので個室感は少しあります(ほかの山小屋だと隣との仕切りがカーテンのことが多いです)。コンセントがあって携帯の充電もできるしライトもありますが、ライトは弱めなのでヘッドランプで明かりをとらないと荷物の整理もやりにくい。そして水はほとんど出ないし石鹸や歯磨き粉の使用はできないのでウェットティッシュ、汗拭きシート、歯磨きシートなどを使って身づくろいをします。
着いたのが遅かったのであっという間に消灯時間の8時に。
なかなか寝付けないけど明日に備えて横になって休みます。
寝袋はあるけど枕はないので持ってきたフリースをたたんでタオルでくるみ、枕代わりにしました。

2日目:七合目山小屋からのご来光と感動の山頂へ!

4時半起床。簡単に身なりを整えてご来光を待ちます。だんだん明るくなってきて・・・


ついに太陽が出てきました!

明るくなったところでこれから歩く岩場をながめます。昨日以上の急こう配!

朝ごはんは昨夜の夕食時に配られます。しっかり歩くためにしっかり食べておきましょう。

出発は6時。最初は岩場をひたすら登り、途中からはまた砂の道。歩きやすい道ですがこう配がきつくて!適宜休憩を入れてくれるのですが歩き始めて一分もしないうちに心拍数がぐぐっと上がります。

この日は曇りですがたまの晴れ間に頂上付近が見えました。こう配がきついのわかるでしょうか?

約2時間歩いて八合目3つ目の山小屋、白雲荘に。標高3200m!

そこから約30分で標高3250mの元祖室へ。ここは身禄(みろく)入定の地として天拝宮が併設されてます。

ここからもひたすら上へ上へと登って行って・・・
11時半頃にようやく吉田口頂上に到着。6時から歩き始めて約5時間半頑張りました。感無量!

頂上から数分歩いたところから富士山の噴火口が見えるとのことで。着いたときは真っ白だったのですが

少しずつ霧が晴れてきて剣ヶ峯も良く見えました。

お昼ご飯は宿泊した山小屋で用意してもらったパンと頂上の山小屋で買ったホットコーヒー。
ツアーだと食べる場所を確保してもらえてありがたいです。

下山までの時間で頂上の神社にお参りしたりお土産物を買ったりしばらく自由に過ごします。
テンションが上がってお守りやらバッヂやらたくさん買ってしまいました。

この後天候が良ければお鉢巡りの予定だったのですが雷の可能性があり中止に。下山道を通って山小屋に戻ります。
上るのは息が上がって大変だったけど下るのも傾斜が強いと怖さがあって大変…

そして東洋館の直前は岩場の登山道を下る必要があり、ここがこの日一番の難関でした。
が、お鉢巡りをやめたことで時間の余裕はあり17時前には無事到着。

夕食をいただいて

明日は下山するだけなので夜に星空を眺めたりする余裕もありました。

3日目:下山して温泉のち新幹線

3日目も4時過ぎに起床。出発時間が早いのでご来光の前に朝食を食べます。
写真を撮るのを忘れてましたがこの日の朝食は海苔巻きおにぎりでした。

4時50分頃からご来光待機して

5時を過ぎると太陽が出てきました!
登山中のお天気はいまいちだったけどご来光を2回見られたのはラッキーでした。

5時50分に出発。途中まではブルドーザーの道を使わせてもらいます。岩場の登山道を下りるよりも楽です。
昨日の頂上付近の下山よりは傾斜が弱いのですが、歩き始めは慣れなくてうまく歩けなかったり。でも適宜ガイドさんがアドバイスしてくれてなんとか六合目にたどりつきヘルメットを返却しました。

ここまで来れば五合目まではほぼ平坦な道。8時50分頃に五合目に到着しました。
途中でリタイアするかも、と心配でしたがなんとか自分の足で上って下りてこられて満足です。

ガイドさんから登頂証明書をいただいて

富士山大社にお参りして

富士山ソフトクリームを食べて

お土産を買って、初日に預けた荷物を受け取りバスに乗って山中湖近くの温泉施設へ。
ゆっくりお湯につかって3日間の疲れを取り新幹線で大阪に戻りました。おつかれさまでした!

まとめ

ずっと憧れだった富士登山。
ガイドさんによると富士山は登るのではなく富士山に呼ばれるそうです。
昨年は直前に骨折して登れなかったけどそれはご縁がなかったということで。
今年は晴れて呼んでいただいて頂上まで行けてほんとに良かったです。

また頂上まで登りたいか?と言われると躊躇しますが、富士山は頂上に登るだけでなくふもとを散策するのも楽しいそうなので機会があればまた富士山の別の雰囲気を楽しむツアーに参加したいです。