こんにちは、ローズマリーです。
前回の記事、配偶者が亡くなった時にやることリスト。いつか来る日に備えましょう は結構多くの人に読んでもらえました。今回はその頃の体験を踏まえて周りのいる人に気をつけてほしかったことを書きます。
腫物に触るような扱いをしないで普通に接して下さい
特に私の場合は突然のことだったので自分以上に周囲の人のほうが驚いたようです。行事が終わってから職場に出社したのですが、皆さん私にどう接したら良いのか戸惑ってました。「大変でしたね」のあとは言葉が続かない。
どんな話をすれば良いの?どんな風に接したら良いの?って向こうも戸惑ってたんだと思いますが1年くらいはなんとなく目を合わせてくれない、避けられてる?というような感じでさみしく思いました。
ただでさえ一人で心細い思いをしているのに、周りの人にも避けられたら寂しいです。周りの方が意地悪な気持ちだったわけじゃなくて気遣いだったんだと頭ではわかっていたのですが普通に話してほしかった。
未亡人だって普通の人間です。必要以上に気をつかわないで普通に接して下さい。
自分の配偶者のノロケは良いけど悪口は聞きたくない
普通に話して欲しい、というのと矛盾しますが、独り身に戻ると結婚している人を見ると羨ましく感じました。最悪の時期には職場の人の左手薬指に光っている指輪を見るだけで涙が出たりしました。
指輪を外して欲しいとまでは言いませんが、自分の配偶者の悪口は聞きたくなかったです。「亭主元気で留守がいい」とか「昨日うちの嫁とケンカして…」とか。
特に大阪では身内のことを落として話すことがあるんですが、そういう話をされると「うちは永久に留守なんだけど…」「ケンカできる相手がいるなんて羨ましい…」と未亡人は脳内変換します。私の両親も母親が父親のワルクチを、父親が母親のワルクチをそれぞれ私に言ってきます。ワルクチというよりノロケに近い感じなのですが聞いているとちょっと微妙な気持ちになりました。
不思議なことに夫婦仲良しの話を聞いくのは嫌じゃなかったです。仲良しでうらやましい。ずっと仲良くね、と前向きに聞けました。
健康の話は微妙
私の職場は男性、それもちょっと年配の男性が多いので飲み会の時に良く話題になるのが健康の話です。コレステロールが高い、血圧が高いとか。健康診断で引っかかったので次の再検査まではお酒を控えようとか。
本人たちには悪気はないのでしょうが横で聞いていると微妙な気持ちになったので避けていただきたいです。
番外編:逆に嬉しかったこと
時間が経つと一人の生活にも慣れさみしさも薄れてきますが、同時に元夫との記憶も薄れてきます。そして「元夫が生きていたこと」が忘れ去られてしまうのが切ないです。
なので元夫と共通の知人から私の知らない元夫のことを聞かせてもらったり、元夫の同僚だった方からいろんなエピソードを聞かせてもらうのは嬉しかったです。
そして「元夫のことをまだ覚えているよ」というメッセージ。命日にお花や手紙を送ってもらうのが一番うれしいことでした。
まとめ
以上、元未亡人だった私の意見を書きました。
未亡人の方、妻を亡くされた方と接するとき、この記事を思い出してもらえるとうれしいです。