未亡人の再婚事情。仏壇や位牌はどうする?私の実例を紹介します。

未亡人の再婚

元未亡人のローズマリーです。

ブログ読者の方から、未亡人が再婚するにあたって位牌や仏壇をどうしてますか?という質問をいただきました。

死別は離婚とは違い、別れたくて別れたわけじゃないので元の配偶者の持ち物をきっぱりと処分するのは難しいです。

私の再婚事情とともに、再婚するにあたって相手に配慮していること、逆に再婚相手に配慮して欲しいことを書いてみます。

未亡人・死別からの再婚。仏壇などはどうする?

私の場合、再婚するまで仏壇、位牌、お墓はこんな感じでした。

  • 仏壇:小さいサイズの仏壇を購入。
  • 最初はリビング隣の和室(引き戸を開ければリビングから見える位置)に置いてましたが、数年経ってからは和室の押入れの中に収納。

  • 位牌
  • 塗りの位牌を仏壇の中に入れてます。仏壇とともに押入れの中に収納。

  • お墓
  • 遺骨は義両親に渡したのでお墓は作ってません。遺骨の一部をガラスの骨壷に入れて仏壇の中に入れてます。

私は宗教儀式は四十九日までしかしていません。位牌は四十九日で魂が入っていますが、仏壇の中に仏様は入れてないので、正確には私が持っているのはただの箱で仏壇ではありません。でもここでは仏壇と呼びますね。

元夫が亡くなってから2年くらいは和室に仏壇を置き、仏壇の前に座って元夫に話しかけたりしてました。仏壇の横には遺影の大きな写真も飾ってました。

でも比較的若い元夫の写真と仏壇を置いていると、家に来る人(消防点検やエアコン修理などの業者の方です)がぎょっとするのがわかるんですよね・・・

断捨離してモノを減らしたこともあり、押し入れの収納ケースを処分して開いたスペースに仏壇をおさめました。

私が今まで住んでいた家に相方くんがやってきたので、仏壇は今も押入れの中に入ってます。たまに押入れの扉を開けてお線香をあげてます。

仏壇の中には飼っていた猫の位牌と遺骨(元夫とお揃いの骨壷)も入っているので今のところ処分するつもりはありません。

相方くんはそんなに気にしていないようなのですが、和室は相方くんとの共有スペースなので、ほんとは私の部屋のクローゼットの中に入れる方が良いのかもしれません。今後の課題です。

もし再婚して新しい家に住むことになったら…やっぱり持っていったと思います。再婚相手の方が気にするようであれば、仏壇は処分して位牌だけ持っていくとか、位牌もお寺で永代供養してもらうとかしても良いかもしれません。

位牌も仏壇も、まあモノですからね。持っているにしても処分するにしても、ご自分と相手の方が納得されるようにすればいいと思います。

その他、元夫の持ち物はどうした?

私はモノにはあまり執着がないので、元夫の持ち物はほとんど処分しました。

残ってるのは結婚報告ハガキ、お葬式のお礼状、お葬式の時の弔辞などクリアファイルに入るくらいの量。あ、結婚式や新婚旅行の写真アルバムはそのまま残してます。これも私の歴史ですから。

未亡人・死別からの再婚。義両親への報告はどうする?

義両親と今も良好に交流があるのなら、電話や手紙で報告するのが良いでしょう。良い義両親なら、あなたの幸せを祝ってくれると思います。

私の場合、いろいろあって義両親とは一周忌の前に絶縁状態となったので報告はしてません。

結婚しているときはとっても可愛がってくださっていたのですが、やっぱり子供が先に亡くなったのはショックだったのでしょうね。どこにも行き場のない怒りからか私を責めるような手紙が届くようになり、義弟さんに遺骨を託したあとは連絡を絶ちました。

未亡人・死別からの再婚。結婚式・披露宴はどうした?

相方くんは初婚だったので結婚式を挙げても良かったのですが、相方くんが乗り気じゃなかったし私も歳とってたし…で2人で写真だけ撮りました。写真だけの結婚式というものです。

和装はスタジオで、洋装は外の公園で撮ってもらい、素敵なアルバムに仕上げていただきました。

未亡人・死別からの再婚生活で新しい配偶者に配慮していること。

元夫とは大学からのつきあいだったので、思い出を共有している時間が長いです。私の学生時代のことを話せばどうしても元夫の話がついてきてしまう。共通の知人も多い。

なので元夫のことを相方くんに話すこともありますが、淡々と、美化しすぎないように気をつけてます。ただでさえ亡くなった人の思い出は美化されますからね。

そして当たり前だけど元夫と相方くんとを比べない!

どっちが良い悪い、ではなく、それぞれの良さを受け入れてます。

未亡人・死別からの再婚生活で新しい配偶者に配慮して欲しいこと。

未亡人・死別者にとって、元の配偶者は自分の歴史を作ってきている、いわば身体の一部のようなものです。

なのであまり嫉妬はせず、元の配偶者との思い出も含めて相手を受け入れて欲しいと思います。

そして、未亡人であっても一人の普通の女性です。

「未亡人」「死別した人」というくくりで見るのでなく、その人の個性をちゃんと見て下さい。

まとめ

以上、未亡人の再婚事情について書きました。

私の例はあくまでもひとつの例です。10人いたら10人それぞれのやり方があるでしょう。

あなたが一番気持ちがラクになるやり方を選んで下さい。