こんにちは、元未亡人のローズマリーです。
配偶者と死別後、結婚しているか聞かれたらどう答えればいいか迷うことがありますね。
- アンケートなどで未婚、既婚のどちらかに○をつけて下さいと聞かれたとき
- 知り合ったばかりの人に結婚しているのか聞かれたとき
未婚というとまだ結婚してないという語感なのでなんか違う気がするし、
実際は独身なので既婚に○をつけるのもおかしい。
配偶者の有無は?と書かれていたら無しに○をつけられるのですが。
配偶者と死別したあとでこんなふうに聞かれたらどう答えたら良いか考えました。
ちなみに国勢調査では配偶者の有無について
- 未婚(幼児を含む)
- 配偶者あり
- 死別 (結婚後、配偶者と死に別れて独身になった人)
- 離別 (結婚後、離婚して独身になった人)
の4つのどれかにチェックをつけるようになってました。これなら答えやすいですね。
配偶者と死別したあとの未亡人は未婚だという意見が多数
未亡人の方がこんな質問をしてました。
私は結婚してすぐに突然主人を亡くし、未亡人となりました。こどもはおりません。年齢は二十代後半です。
夫の死後、生活のために続けている仕事で初対面の人に会うことも多く、たびたび「独身ですか?」と尋ねられます。そのたびに、どう答えていいものか迷ってしまいます。
今も夫の姓を名乗り、婚姻終了届を提出していないので、既婚者だといえると思います。
また、アンケートや役所に提出する書類などを記入する際にも、
独身か既婚者か、どちらを選択すればよいかで毎回迷ってしまいます。
相談者は自分では「既婚者だ」と思っていたようですが回答の大半は「独身だから未婚で良い」でした。わたしも同じ意見です。
相談者が間違っているのは「婚姻終了届を提出してないので」という部分です。
「婚姻終了届」というのはありません。夫が亡くなった時点でそのことが戸籍に書かれて婚姻関係は自動的に解消します。結婚前の姓に戻すこともできますが、どちらの姓を名乗っていても独身であることには変わりません。
婚姻終了届けではなく「姻族関係終了届」を出すことはできます。以前の記事にも書きましたが離婚と違って死別の場合は元夫の親族との「姻族関係」が残るので、この姻族関係をなくします、と届け出るものです。
配偶者が亡くなった時にやることリスト。いつか来る日に備えましょう未亡人は既婚だという意見もあるけど・・・
一度結婚したのだから「既婚」であるという意見もありました。
「未亡人」の意味を調べると、かつて中国では夫が死んだら妻もそれに従うという慣習があり、そのような習慣に背くものが謙譲の意味として未亡人と名乗ったそうです。
(参考:語源由来辞典)
夫が死んだら妻もそれに従うなんて!
古代中国に産まれてなくて良かったです。
配偶者と死別後の未亡人が結婚してるのか聞かれたらどう答えたらいいの?
相談者の方はこんなことも書いてます。
私の事情を知らない人に気軽に「独身か」「結婚しているのか」と尋ねられるたびに、どう答えたらよいものかわからず、迷ったうえで、夫と死別したことを話しています。けれど、毎回夫と死別した身の上を語るのも気が引けます。
たびたび独身ですか?と聞かれると困りますね。最初の頃は質問を受けるだけでもいろんなことを思い出してストレスになったでしょう。
でも聞いてくる相手はそれほど深い考えはなく「今日は良い天気ですね」という感じで会話の糸口を見つけるために話してのでしょう。
「結婚してます」と答えたら「ご主人は何をしている人ですか?」「どこで知り合ったのですか?」
「独身です」と答えたら「おひとりで休日は何をしている人ですか?」のように。
あまり悩まず、その時の気分で答えれば良いと思います。
今後も長く付き合っていく相手ならさらっと「以前は結婚してましたが、夫は亡くなって」と答えるとか。
その時だけの付き合いならそのときのキモチ(どういう会話をしたいか)を考えて「独身です」「結婚してます」のどっちでもいい。
まとめ。自分の気持ちで好きなように答えればいい!
自分の気持ちで好きなように答えれば良い。
そんなことで悩むより、これからの幸せをつかむために時間を使いましょう。
ほんとに必要な時は「未婚、既婚、死別、離別」のように聞いてくれるのですから。