個人型確定拠出年金に入れない・住宅ローン返済中のサラリーマンが投資デビューするにはどうすればいい?

企業型確定拠出年金

こんにちは、ローズマリ-です。

以前の職場の同僚からうれしい連絡がきました。

企業型確定拠出年金を元本確保型の商品からインデックス投資に変更したと!!

40代前半の彼。お金の管理はしっかりしてるのですが投資には苦手意識を持ってました。

インデックス投資に興味を持ってもらいたく、昨年末に「お金は寝かせて増やしなさい」を渡してから約半年。

ようやく実際に投資を始める決意ができたようです。

「お金は寝かせて増やしなさい」資産運用を始めたい人にもすでに投資をしている人にもおすすめの本です。

お金に余裕があり、次に何をしたら良いかという質問をもらいました。

  • 企業型確定拠出型年金(企業型DC)と確定給付企業年金(企業型DB)の両方がある。
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)には入れない。
  • 今年からマッチング拠出できるようになった。
  • 現在住宅ローンを返済中。節税メリットを生かすために10年間は繰り上げ返済しない。

という彼の状況でさらに投資をするならどうすれば良いか考えました。

マッチング拠出は節税効果大!マッチング拠出可能な企業型確定拠出年金加入者は最大額を拠出すべき

確定拠出年金の最大のメリットは、掛けたお金が全額 所得から差し引かれて税金(所得税・住民税)が安くなることです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の拠出限度額は6万8000円/月なので年間81万6000円。税率が20%だとすると16万3200円の節税になります。大きい額ですね。

企業型確定拠出年金(DC)と確定給付年金(DB)のある会社員は規約が変更されないとiDeCoに入れませんでした。

昨年まではマッチング拠出もできませんでした。なので私はこの有利な制度を使えなかったのです。

でも、今年からマッチング拠出ができるようになりました。

マッチング拠出とは、会社が拠出する掛け金に加えて自分のお金を上乗せして拠出する仕組みです。

たとえば月に1万円をマッチング拠出すれば年間12万円。税率20%なら2万4000円の節税になります。

マッチング拠出できる上限は会社の掛け金なので実際は1万円も拠出できないと思います(年齢や役職によって拠出額が決まります)。

少額ですが、出した分だけ節税になるのでマッチング拠出できるなら最大限拠出するのがおすすめです。

住宅ローンの繰り上げ返済に備え、現在の預貯金は安全な定期預金に。

10年後に住宅ローンを繰り上げ返済する、など使いみちが決まっているお金はリスク資産には回さず定期預金で運用するのが良いでしょう。

個人向け国債もいいですが、今は金利が低いので定期預金のほうがいいかな。

1000万円までならだいしん未来支店の定期預金が金利が高くおすすめです。

だいしん未来支店で定期預金を作る方法を徹底解説。金利0.2%の定期預金が全国どこでも作れます。

毎月の貯金額に余裕があれば、つみたてNISAで積立投資を始めよう。

  • 貯金可能額=(収入-支出)
  • 投資可能額=(貯金可能額-住宅ローン返済のためのお金)

を確認しましょう。

毎年の貯金可能額が住宅ローン繰り上げ返済に必要なお金よりも多ければ、つみたてNISAで積立投資を始めましょう。

つみたてNISAは、年間40万円まで購入可能で20年間非課税で運用できます。

運用益が出たとき通常の課税口座では20%の税金が引かれるのですが、つみたてNISAで積み立てたら税金は0%!

40万円×20年=800万円の非課税枠は大きいです。これを利用しない手はありません。

確定拠出年金とは違い、つみたてNISAはお金が必要になったときにいつでも引き出すことができます。

毎月の積立額を決めて設定しておけばほったらかしで積立投資できます。

私はSBI証券でつみたてNISAをしています。

毎月積立のイメージつみたてNISAとiDeCoの両方使って節税。退職後も積立投資しています。現在積み立ててる投資信託と資産配分を公開。

SBI証券を使うのであれば住信SBIネット銀行の口座も開設しておくと便利です。

住信SBIネット銀行はランクに応じて他の金融機関への振込手数料が無料になるのですが、最低のランク1でも月1回は振込手数料が無料です。

また銀行口座のお金をにハイブリッド預金に振替すれば、そのままSBI証券で使えて便利です。

楽天証券も評判が良いです。楽天ポイントを投資に回せたり、楽天証券と楽天銀行とをマネーブリッジで連携させたら普通預金金利が0.1%になったりお得な使い方ができます。

さらにお金に余裕があるなら、資産配分を確認してから特定口座で積立を

つみたてNISAをしてもまだお金に余裕がある!もっと投資にお金を回したい!

そんな状態であれば、特定口座も使ってインデックス投資信託を積立投資しましょう。

投資の割合は、資産全体で考えよう

  • 貯金可能額=(収入-支出)
  • 投資可能額=(貯金可能額-住宅ローン返済のためのお金)
  • リスク資産への投資可能額=投資可能額×50%~60%

まだ若いので、投資できるお金の60%くらいまでリスク資産(インデックス投資)に回しても良いと思います。

でも最初のうちは大きなお金を運用に回すのは抵抗があるでしょう。

まずはつみたてNISAで様子を見て、慣れてきたら少しずつ積立金額を上げていきましょう。

まとめ

個人型確定拠出年金に入れない。かつ住宅ローンがあるサラリーマンがインデックス投資をするときの優先順位は

  1. 企業型確定拠出年金を元本保証型商品から低コストのインデックス投資信託に変更する。
  2. 可能であればマッチング拠出を行う(節税効果あり!)
  3. 余裕があればつみたてNISAで毎月積立投資
  4. さらに余裕があれば課税口座(特定口座)で積立投資

繰り返しになりますが、リスクを取りすぎないよう

  • 貯金可能額=(収入-支出)
  • 投資可能額=(貯金可能額-住宅ローン返済のためのお金)

の範囲でリスク資産への投資を行ってください。